1999-04-07 第145回国会 参議院 決算委員会 第3号
しかも、重大なのは、これらの支援項目が日米の秘密研究と言われる有事相互支援、CMSと言われておりますけれども、CMS研究における米軍からの支援要求項目に準拠して設定した、そういうふうにこの資料に書かれているわけですよ。有事版ACSA、物品役務協定の締結を想定した有事相互支援研究なるものが日米間で秘密裏に進められていた、そういう事実をこの資料は初めて示す、そういう中身になっているわけです。
しかも、重大なのは、これらの支援項目が日米の秘密研究と言われる有事相互支援、CMSと言われておりますけれども、CMS研究における米軍からの支援要求項目に準拠して設定した、そういうふうにこの資料に書かれているわけですよ。有事版ACSA、物品役務協定の締結を想定した有事相互支援研究なるものが日米間で秘密裏に進められていた、そういう事実をこの資料は初めて示す、そういう中身になっているわけです。
このため、米国と北大西洋条約機構との有事相互支援のように、有事版ACSAについて具体的に検討し整備する必要があると考えます。あるいは、既に政府では作業が始まっているのでしょうか。この点につき、総理と防衛庁長官の見解を賜りたいと思います。
一名だけ、西元参考人に端的にお聞きしたいのですけれども、先ほど阪中参考人の意見陳述の中でACSAの有事適用の話がされたのですけれども、先ほどありましたように、ドイツのように戦時受け入れ国支援というかWHNSのようなものを検討してはどうか、さらにはCMS、有事相互支援というものまで念頭に置いてACSAを改定していってはどうか、そういう御意見がございます。
NATOでは有事相互支援、略称CMSという枠組みがあると聞いておりますけれども、NATOでの実態、そういう有事相互支援の枠組みをきちっとつくっている国はどこなのかということを教えていただきたいのと、日本の場合はNATOのようなCMSを別に検討されていくのか、それとも、ACSAで抜け落ちている有事に関する論議というのは、今後行われていくであろうガイドラインの見直しという形で補完的に進めていかれるのか。